2021年の9月に親知らず抜歯と顎嚢胞(がくのうほう)摘出手術の為、社会人になって初めて3日間入院してきました。
場所は東京歯科大学水道橋病院 口腔外科。
そもそも昨年8月に顎関節がおかしくなり、渋谷のミヤオデンタルクリニックさんにお世話になりマウスピースを作ったら顎関節はすぐ落ち着いたのですが、奥歯の神経がその奥にある親知らずの炎症によってやられている事がわかりました。
(上の写真は奥歯の治療後に大学病院で撮った私のものです。憎たらしいくらい横むきでデカい親知らずです。歯の前の黒くなってる部分が嚢胞)
先生に、よるとまず奥歯の神経の治療をした後大学病院を紹介するので親知らずはそちらで抜いて下さいとの説明でした。
奥歯の神経の治療後、年明けの2月に緊急事態宣言が明けるのを待って紹介状を持ち東京歯科大学水道橋病院に行きました。
そこで月に一回ずつ検診を行いようやく9月に手術することになりました。3日間の入院で手術は全身麻酔で行うとの事でした。
私は入院するまで親知らずを抜くだけだとノー天気に構えていたわけですが、手術室に入ると先生始め10人くらいのスタッフが私を待ってました。
少し仰々しいなと思いつつ手術台に乗ったら眩しいライトと寝心地の良いベッドの上で全身麻酔がかけられ、気がつけば無事手術が終わってました。
麻酔が効いてる間は何とかお粥も食べれて良かったのですが、麻酔が切れてから段々痛みが出てきて、少し血圧も上がり寝れなくなったので抗生物質の点滴を打ちながら痛み止めの薬をもらい何とか手術当日は眠りに着く事が出来ました。
翌朝、先生のチェックが終わると抗生物質を一週間分処方されすぐ退院となりました。
参考記事: 抗生物質について正しい知識を持ちましょう
さてここからです。家に戻るとだんだん親知らずを抜いた方の顎がまるでフグみたいに腫れ上がってきました。と同時に口がほぼ開けれなくなり噛む事が出来なくなりました。退院後は仕事を休みにしてましたが何もなければやるつもりでしたがとてもじゃありませんが仕事なんかできる状態ではありません。ひらすら顔にエッセンシャルオイル入りのクリームを塗り、氷嚢を当てて寝ていました。
食べる事が出来ないので、ゼリーやヨーグルト、お粥や茶碗蒸しなどひたすら晴れが引くまで食べて過ごしました。
ここまで来てようやく私は自分の症状について調べ始めました。
親知らずを抜くだけだと思っていたのに、入院すると
顎嚢胞摘出
というおまけがついていてよく聞いてなかった私が悪いのですが今更ながら
顎嚢胞って何?
と気になりインターネットで調べました。
歯はもともと嚢胞という膜に包まれていて、生えてくる際にその膜が剥けてなくなるのですが、私の親知らずは写真でもわかるように真横で完全に埋まっていた為、嚢胞に包まれたままになっていました。
その嚢胞が何らかの理由で細菌に感染し炎症を起こしていたのです。
顎嚢胞は酷い場合には癌化したり、顎の骨を溶かしたりする場合があるそうです。
幸い私の顎嚢胞は手術後、病理検査に回され異常はありませんでした。
参考記事 : 顎嚢胞 口腔外科学会
思い起こせば8年ほど前に歯科での検査で奥歯の異常を指摘されその先生がよくわからないのでセカンドオピニオンがあれば行って下さいと言われたのにも関わらず全く痛みがなかったのでずっと放置していました。
自業自得と言えばそれまでですが、すでにその頃から嚢胞の炎症が始まっていたんでしょう。
関連はわかりませんが、数年前から親知らずがある左側の耳の中の痒みと左脛横に出来た皮膚炎がずっと治らなかったのですが、不思議と嚢胞摘出1ヶ月ほど経ち2つの症状が落ち着いてきました。
これについては担当の先生と耳鼻科の先生に聞いてみましたが、関係はないだろうとの事でしたが、ネットには嚢胞と皮膚疾患の関係を書かれてる先生もいます。
参考記事: 全身の皮疹を伴った歯根嚢胞
そもそも術後に細菌を殺す抗生物質が処方されたという事は術後に傷口からバイ菌が入りやすいからという事だけでなく嚢胞により全身に撒き散らせた細菌の除去という意味もあるかと思いますが、私の場合、8年くらい嚢胞が全身に菌を撒き散らしていたでしょうからそのリセットに丁度良かったのではと思いました。
そして真実はわかりませんが、恐らくその影響が耳や皮膚に出ていたのではないでしょうか?
症状が出てないだけで他の部位、例えば脳にも炎症物質が回って影響していたとも考えられます。
幸い仕事がらクレニオセイクラルセラピーを定期的に受けてたので脳に炎症物質が溜まる事がなく事なきを得てたのかも知れません。
私のところに来たあるクライアント様は以前、自分の症状が改善しないのでスタンフォード大学出身の担当医師に強く抗議したところ
「病気の原因がわかってるのは全体の1割」
と言われたそうです。
つまり9割の病気の原因が現代医学をもってしても未解明だという事です。
今後、解明されていく病気が増えていくとは思いますが、まだまだ人間の身体と病気には未知の領域が多い事は間違いありません。
エネルギーシスト(エネルギー嚢胞)
嚢胞の事を英語ではシストと言います。
クレニオセイクラルセラピー開発者のジョン・E・アプレジャー博士は
エネルギーシスト(エネルギー嚢、エネルギー嚢胞)
という概念を30年以上も前に提示しました。
アプレジャー博士は著書中で次のように解説しています。
「そして体の中にあるエネルギーの蓄積を
エネルギーシスト(エネルギー嚢胞)
と呼ぶ事にしました。 中略 何らかの理由で、患者の体が、その力、あるいは障害エネルギーを放散させることができなければ、その異質なエネルギーは、局所に集められ、出来るだけ小さなスペースに圧縮されます。この圧縮を、私たちはシストと呼ぶのです。それは体のやり方で、異質なエネルギーの影響が、近くの組織に及ぶのを出来るだけ小さ菌しようとしているのだと、私たちは理論づけています。」
アプレジャーインスティチュートのクレニオセイクラルセラピーではこのエネルギーシストの解放の仕方を学んでいきます。
時としてエネルギーシストに感情的なエネルギーが混在してる場合があります。
それをそのままにしておくと私の顎嚢胞が細菌を溜め込んで、全身に撒き散らしたように
トラウマを撒き散らす場合があるのです。
それを解放するのが
アプレジャーインスティチュートのクレニオセイクラルセラピーの特徴である
SER(体性感情解放)なのです。