認知症の予防になる!?パート9 グリア細胞とクレニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)①

昨年、アメリカ フロリダ州のパームビーチにあるクレニオセイクラルセラピーの本部

アプレージャーインスティチュートを訪れた時に、タッド先生のクレニオセイクラルセラピーCST1のセミナーを受けてきました。

タッド先生はアプレジャーインスティチュート本部でセラピストとして活躍され、脳のグリア細胞とクレニオセイクラルセラピーの研究をして今年の4月にはハーバード大学医療センターで講演もされるなどアプレジャーインスティチュートを代表するインストラクターの一人です。

CSTクレニオセイクラルセラピーは脳脊髄液の循環を促進する

クレニオセイクラルセラピーとは「硬膜の緊張」をゆるめ、脳脊髄液の循環を促進して脳と中枢神経を活性化

するセラピーです。

つまりクレニオセイクラルセラピーは我々一人一人が持っている自然治癒力を高めるのです。

タッド先生はyou tubeにその事を分かりやすく解説した動画をいくつかアップしています。

脳脊髄液は脳のゴミを排出する

認知症の原因の一つ、アルツハイマー病は脳のゴミ、アミロイドβというタンパク質が脳から排出されず蓄積することによって脳が浸食されることにより起こっていることが最近の研究では明らかになって来ています。

ということはクレニオセイクラルセラピーで脳脊髄液の循環を高めておけば常に脳のゴミが排出されるためアルツハイマー病にかかりにくくなるということが考えられます。

あくまでも予防です。

脳が脳のゴミにより浸食されてしまってからは遅いのです。

アルツハイマーは発症する20年前からその進行が始まっているといわれています。

40歳を過ぎたら【硬膜の緊張】をゆるめていくことが大切だと思います。

慢性の頭痛持ちはボケやすい?!

例えば、慢性の頭痛。

病院の検査で血管のつまりや梗塞、怪我などががなく異常なしといわれたが頭が痛い、重いなどという方は病気ではなく「硬膜の緊張」があり、脳脊髄液がうまく循環してなく脳内にたまってしまっていることが考えられます。

そんな方が頭痛薬でごまかし続けてると頭に脳脊髄液が溜まる一方です。

若い時はそれでも良いかもしれませんが年を取るに連れてだんだん脳にゴミが溜まっていく一方ではないでしょうか?

つまり頭痛持ちはボケやすい、アルツハイマーにかかるリスクが高いのではと私は考えています。

頭痛持ちはたかが頭痛とあなどってはいけないのです。

brain stars  脳の星たち グリア細胞

タッド先生はクレニオセイクラルセラピーで脳脊髄液の循環を促進することに脳内の

グリア細胞

が深く関連しているとその著書 brain starsで紹介しています。

今回はその brain  stars の序文を私が翻訳してご紹介します。

いかんせん、素人英訳のため、読み苦しい点があるかと思いますがご勘弁ください。

序文

脳の星達は遠い空にはありません。

それらは全て人々の頭蓋骨の中にあるのです。

脳の星はグリアと呼ばれる細胞ファミリーの一部なのです。

グリアと神経細胞は、感覚,知覚、記憶、行動の私達の内在的な世界を作り出します。

私達はそれらに優しく触れることでアクセスできます。

どのようにしてCSTクレニオセイクラルセラピーの技術は脳と脊髄にアクセスできますか?

クレニオセイクラルセラピーのセラピストの手によって送信された中枢神経システムの深いところに生体学的な経路はあるのでしょうか?

もしそのことによりどの細胞がCSTクレニオセイクラルセラピーの技術経路を通して何を行なっているのか?

どのように中枢神経システム(脳と脊髄)の癒しと機能のサポートを行なっているのか?

その答えはグリア細胞の中にあるのかもしれません。

この本の目的はどのようにしてグリア細胞が以下のことをおこなっているかをお見せすることにあります。

・中枢神経システムの内側から外側に治療的な境界面(インターフェイス)を構築しているか?

・脳脊髄液を生成し脳脊髄液の流れを調整しているのか?

・中枢神経システムの発達に貢献しているか?

・神経細胞の働きを保持し助け、支配しているのか?

・グリア通信システムを形成し、中枢神経システムの癒しを助け、視覚情報を伝達し、それらと末梢神経の断熱しているのか?

・知覚と自律神経系の処理に参加するのか?

ありがとう!タッド