クレニオセイクラルセラピーとは?
アメリカのオステオパシー医 ジョン・E・アプレジャー博士が考案した
クレニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)
とは
硬膜の緊張
を取ることにより
脳脊髄液の循環を促進する
セラピーです。
脳脊髄液の循環が促進される事により
脳と脊髄からなる中枢神経が活性化
されるのです。
それは結果として私達が持つ自分で自分を治す力
自然治癒力が高まる
そして頭痛や腰痛その他精神的な緊張が自分の力で改善していきます。
時として現在抱えてる身体の不調に心理的なトラウマが関係している場合にのみ、セッション中に頭にイメージが見えたり、身体を動かしたくなるなどの
SER(体性感情解放)
と呼ばれる状態に入ってしまう場合があります。
イメージに浮かんだルアの瞳
さてNさんのセッションの続きです。
Nさんの場合、何か光が見えたあとは
何かの目
がイメージとして頭に浮かぶパターンが多いです。
ある時、
Nさん「あっまた目が見えてきました。」
私「それは誰の目ですか?」
Nさん「う〜ん、誰の目かな?見たことあるような無いような?もしかしたらルアかな?!」
私「ルアって誰ですか?」
Nさん「私が買ってる猫です。いつも私が家に帰ると寄ってきて私にいろいろしてくるんですよ(笑)私が落ち込んでる時も手を出してきていつも見ていてくれてるようでホッとするんですよ」
私「あー猫ちゃんを飼ってるんですね。可愛いらしいですね!」
私はこの時、会話をしながらクレニオセイクラルセラピーを行い、Nさんの脳脊髄液の循環がストップしたことを確認しました。
それは
静止点
と呼ばれるものでクライアントさんにとって良いことが起こっている証拠でもあります。
イメージとの対話それがSER(体性感情解放)
この時、静止点に入った状態でイメージが見えている事から単なる会話ではなく
クレニオセイクラルセラピーから
SER(体性感情解放)
に移行した事を確信して私は会話を続けました。
私「今、何か見えますか?」
Nさん「ルアが出てきてこっちを向いてます。」
私「ルアちゃんは何か言いたそうですか?」
Nさん「ルアがシルクハットを被ってタキシードを着てステッキ持って立ってます。」
SER(体性感情解放)では時としてセラピストもクライアントも想像できない突拍子もない場面が出てきます。
この場合、ルアはNさんのインナーフィジシャンでNさんが健康になる情報を全て持ってます。
つまりNさん自身の自然治癒力なのです。
猫男爵バロンになったルア
Nさん「あーわかった。何かルアは猫男爵みたいになって胸張って立っています。」
私はあとでその猫男爵が宮崎駿さんのアニメ、ジブリの
「 耳をすませば」
のキャラクターだとわかるのですが、その時は知らずにSERで会話を続けました。
私「では、その猫男爵になったルアに質問してみましょうか?」
私はNさんにイメージの中のルアにいくつか質問してもらいました。
Nさん「ルアに質問したら、持ってるステッキでトントンと地面を叩きました。」
私「それはYESという事ですか?」
N「そうみたいです。」
私はその後、いくつかの質問をルアにしてもらい、キリの良いところでその日のセッションを終わりました。
Nさんはこの日もセッション中から泣いておられましたが、ルアがいつも見守って心配してくれてる事がわかり大変安心した様子でした。
Nさんは数年前に離婚されましたが、今は会社員として慌ただしい毎日を送られています。
体調が悪いことは他人には感じさせず頑張っていらっしゃいます。
ただ疲れて一人の部屋に帰ってきた時、孤独感や疲労感に襲われてぐったりしてしまうそうです。
そんな時、いつも感じていたのが
ルアの視線
でした。
疲れている時ほど近くまで来て手を出してじゃれてくるそうです。
ルアはNさんに
「1人じゃないよ。私がいつも近くにいるじゃない!」
今回のSERではNさんのインナーフィジシャンはルアは猫男爵バロンに変身してその事を伝えに来たのでした。
そして身体の事とは直接は関係ないようでも今のNさんにとって健康を取り戻すプロセスでその事を認識する事が必要だとインナーフィジシャンが判断したに違いありません。
事実、Nさんの手や足のしびれはセッションを重ねる度に良くなっていってます。
心と身体の問題は切り離せない場合があるのです。
いや、むしろそのような場合が多いのかもしれません。
心の痛みは身体の痛み
このようなイメージ(インナーフィジシャン)との対話によって心身の改善をしていくのがクレニオセイクラルサラピーの先にある
SER(体性感情解放)
なのです。
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