DOG IS GOD ⁉️ クレニオセイクラルセラピーからSER(体性感情解放)へ  エピソード12

2017年1月6日から9日までアメリカ アプレジャーインスティチュートのSER(体性感情開放)インストラクターのレベッカ先生をお迎えして日本では4年ぶりとなるSER1のセミナーが行なわれ私もテーブルアシスタントとして参加しました。(下の写真、左から3人目レベッカ先生)

レベッカ先生はアメリカ ミネソタ州出身のフィジソロフィードクター(phD)で主に心理学を研究され、アプレジャーインスティチュートで直接アプレジャー博士の教えを受け、博士のクライアントのセッションにも加わった経験のある先生です。

クレニオセイクラルセラピーとは「硬膜の緊張」を緩め脳脊髄液の循環を改善し脳と中枢神経を活性化して自然治癒力を高めるセラピーです。

SER(体性感情開放)はクレニオセイクラルセラピーのその先にあるものです。

人間の心と身体は切り離して考えられません。

そして人に触るセラピーをしていると

エネルギーの存在

を無視できなくなるのも事実です。

SER(体性感情開放)はその方の身体に溜まった良くないエネルギー(エネルギーシスト)を解放するセラピーです。

そのエネルギーシストには負の感情(トラウマ)と痛みが一緒になって内包されています。

ではそのエネルギーシストはどのような時にできるのでしょうか?

エネルギーシストの存在

例えば、あなたは今幸せを感じた生活を送っています。

美味しい夕食を家族と食べ、お風呂にゆっくりと浸かりグッスリと良い睡眠をとって朝、清々しい気持ちで起きて会社に向かいました。

ところが、駅の階段で滑って尻餅をつき痛みに悶絶したとします。

それは単なる痛みとして数日たったら忘れてしまうでしょう。

ところが、あなたが今の生活に不満いっぱいだったとします。

パートナーが遅く帰ってきてイライラしながら一人寂しく夕食を食べ、翌朝大喧嘩をし、その気持ちを引きずったまま会社に行く途中で駅で尻餅をついたら、その痛みとその時のイライラした感情が合わさってエネルギーシストとなり身体に残ってしまうという事です。

エネルギーシストが尻餅をついた尾骶骨付近にとどまり続けると単に物理的な施術だけでは改善されないばかりかそのイライラを起こすたびに尾骶骨が痛み出すわけです。

SER(体性感情開放)はこのエネルギーシストを見つけ、そこに溜まった負の感情を伴うエネルギー、つまり組織記憶を開放するセラピーです。

同じ痛みがぶり返す人はこのパターンかもしれません。

インナーフィジシャン(内なる医者)

アプレジャー博士のクレニオセイクラルセラピーと他のクレニオテクニック(頭蓋骨テクニック)の違いはまさにこのSER(体性感情開放)なのです。

硬膜の緊張を緩める目的で頭蓋骨と仙骨の構造的な問題を解決するためにその痛みの原因となる感情(心)にアクセスするのです。

そのために手技だけでなく会話を使います。

そしてその場でよく使われるのが

インナーフィジシャン(内なる医者)です。

インナーフィジシャンとは人間の非意識からくるイメージ、ガイド、スピリット、ハイアーセルフと言われています。

それらに私達の脳がアクセスする能力があると私は考えています。

インナーフィジシャン(内なる医者)についてアプレジャー博士は

何かわからないけどそれを使うとうまくいくから使う

と著書に書いてあります。

私もスピリチャル的な事は半信半疑なのでよくわかりません。

ただ、事実として体験したので

インナーフィジシャンは存在する

と言えます。

今回のレベッカ先生のセミナーではインナーフィジシャンとの接触の仕方を学習しました。

叔父の家にいたユリ

インナーフィジシャンとの接触の仕方を習ったのは3日目でした。

前日、セミナー参加者に宿題が出されました。

「インナーフィジシャンに聞きたい質問を3つ考えてくる」

私はアシスタントだったのでレベッカ先生のデモの相手役をする事になってました。

私が考えたインナーフィジシャンへの質問は3つ

1.私が結婚するパートナーは何処にいますか?

正直、私は自分の結婚などどうでも良かったのですがアシスタントとしてセミナーに参加してる手前、セミナーを盛り上げようというサービス精神からあえてこの質問を初めに持ってきました。

2.私が健康上注意しないといけない臓器はどこですか?また、その為に何をするべきでしょうか?

やはり、自分の健康は自分で守らないといけないし、悪くなってからでは遅いのでこの質問を聞いてみることにしました。

3.私の天命は何ですか?

孔子の言葉に

知命50才にして天命を知る

というのがありますがそろそろ来年50歳なので自分も天命を知ってそこに集中して残りの人生を生きて生きたいと感じていたので1番聞きたいこの質問を最後に持ってきました。

私はセミナーで泣き叫ぼうが起こり出そうが全てをセミナー参加者の前でさらけ出すつもりで望みました。

さて、セミナー3日目の朝、レベッカ先生のとなりに私が座りインナーフィジシャンのデモンストレーションが始まりました。

リラックスするよう数種類のエクササイズをした後、意義探知機を確認したレベッカ先生の質問が始まりました。

意義探知機とは脳脊髄液の流れが突然止まった状態を指します。

SERはこの意義探知機がONでないと始まりません。

「(以下レベッカ先生→R、私→M)

R「今、あなたが1番リラックスする場所を想像してみて下さい」

M「子供の頃、よく遊びに行っていた神戸の叔父の家が頭に浮かびました。」

R「そこで何か見えますか?」

M「当時いた犬のユリが見えます。」

R「ユリは何をしてますか?」

M「廊下の奥にあるロッキングチェアーの上にいます。」

R「ではあなたはユリになってみてこれから言う質問に答えて下さい。あなたの結婚相手は何処にいますか?」

M「・・・ユリが空の流れる雲を眺めているイメージが見えます。」

R「それはゆっくり焦らず待ちましょうということではないでしょうか?次にあなたの健康上、注意する臓器は何処ですか?」

M「肝臓」

この時はイメージでなく、口にすぐ出ました。

R「それは何故ですか?」

M「お酒の飲み過ぎかな?」

R「ではどうしたら健康上良いですか?」

M「飲む量を減らしましょう。」

R「では最後の質問です。あなたにとって天命は何ですか?」

M「・・・クレニオセイクラルセラピーをもっと勉強してこれからそれを勉強する人をサポートしたらどうですか?」

R「それは素晴らしい事ですね」

M「何故かユリが赤い帽子をかぶり小躍りしてるように見えます。」

R「その赤い帽子の意味はわかりますか?」

M「・・・わかりません。」

R「今は分からなくてもあとから分かるかも知れませんね。今日はありがとう、ユリ❗️」

レベッカ先生の私を相手にしたインナーフィジシャンのデモンストレーションが終わりました。

SERの極意は「考えるな感じろ!」

3年前のチェスペリー先生のクレニオセイクラルセラピーアドバンスで初めてインナーフィジシャンの体験をした時、ペガサスが出てきましたが今回は犬のユリでした。

つまり、インナーフィジシャンのイメージは決まってないという事です。

SERのセッションにおいて出てくるインナーフィジシャンはスピリチャルの世界でいう、守護霊だとかではありません。

ただ、厳密にいうと非意識の中にガイドとありますから、守護霊からのメッセージがイメージ化してるのかもわかりませんがある意味、SERではそれが何であるかを追求する意味も必要もありません。

あくまでもその人のエネルギーシストを解放するために自然治癒力が出す非意識からのメッセージをそのまま受け取り話すことなのです。

大切な事はインナーフィジシャンに自分で勝手にイメージしたり、何か自分に都合の良いものを期待したりしてセッションに望まないことがクライアントもセラピストも大切です。

インナーフィジシャンは出すものでなく、勝手に出てきてしまうものだからです。

SERのセッションでは何が出るか分からないのです。

仮に自分のインナーフィジシャンを天使だと自分で勝手に期待してセッションに望んだら黒いカラスがイメージされた。

自分のインナーフィジシャンは黒いカラスなんかではないと抵抗したりガッカリしてはSERはうまくいきません。

そのセッションで出てきたイメージをそのまま何も考えずにセラピストに伝えることが1番大切なのです。(過去、インナーフィジシャンにしゃべるカラスが出て来た方がおられますが、そのカラスは熊野神社のシンボル,八咫烏ヤタガラスでした。)

また、セッション中は

「これは何だ?」

「どうゆう意味だ?」

と考えて左脳の論理的思考を働かさず、右脳で感じる事が大切です。

ブルースリーの名言

考えるな!感じろ!

がSERの極意なのです。

インナーフィジシャンに過剰な期待やイメージを持たない事が大切

SER(体性感情解放)の目的はインナーフィジシャンに会うことではありません。

インナーフィジシャンはクライアントを健康に導く道具なのです。

私も自分のインナーフィジシャンにあまりこだわりがありません。

今回のセミナーでデモンストレーションを受けるにあたり何か期待したりはしませんでした。

そもそもですがインナーフィジシャンが出てくるとも思っていませんでした。

あるがまま、出るものをさらけ出す

気持ちでデモンストレーションに望んだのです。

DOG IS GOD

セッション終了後、レベッカ先生がユリがインナーフィジシャンとして出た私に

「DOG(犬)のスペルは裏返すとGOD(神)ですね。ユリのメッセージを大切にしてください。」

と言われました。

セミナーが終わったその夜、ユリの事が気になり写真か何か残ってないか神戸の親戚に今回の件を連絡したらたまたま、その日が昨年96歳で天寿を全うした神戸の叔父の誕生日でした。

私の頭に浮かんだユリのイメージは天国へ行った叔父からのメッセージだったのかもしれません。

人間の非意識の不思議さを実感する出来事でした。

 

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