真説!何故、台風や雨の影響(気圧が下がる)で頭痛がするのか?低気圧頭痛のメカニズムを解明

私自身が頭痛持ちなのでクレニオセイクラルセラピーで「硬膜の緊張」に取り組む過程で何故、気圧が下がると頭が痛くなるのか三叉神経説、血管の拡張説、自律神経の乱れ説、いろいろありますがそれなら気圧が下がりだした場所にいる全員が頭が痛くなるはずなのに現実的には痛くならない人もいるので長い間、納得がいきませんでした。

しかし、硬膜の緊張を知る事でそのメカニズムが理解できました。ここでは得寿堂が頭痛整体の立場から何故,気圧が下がると頭痛がするのか解明してみたいと思います。

慢性の頭痛の根本原因は「硬膜の緊張」です。

硬膜が緊張してる人が気圧により頭痛がおこる人です。

脳を包んでる一番外の膜が硬膜、くも膜、軟膜、そして脳の順になるわけです。

海外の整体であるオステオパシーやカイロプラクティックの一部の流派はこの硬膜を施術の対象にしてきました。

この硬膜が風船のように膨らんだり縮んだりとポンプ作用をする事により、脳で作られた脳脊髄液が
全身の神経へ行き渡ります。

その事によって私たちの神経は栄養を得て健康が保たれます。

東京ドームを想像してみてください。

東京ドームは大きなテントです。

脳を覆うテントが硬膜です。(実際、硬膜は外側だけでなく中を仕切る内張もあります)

硬膜が付いている頭の骨が何らかの原因により動きが悪くなると、テントの張りが悪くなります。

テントが綺麗に張れてないと中が狭くなったりしますよね?

まさしくあの状態と同じです。

慢性の頭痛持ちの人は頭の中のテント(硬膜)が綺麗に張れていない状態なわけです。

そこで雨や台風により気圧が下がります。

気圧は絶えず私たちにかかってる空気(大気)圧です。

いつも圧がかかっているため私たちの体は中から同じ圧(内圧)で押し返す事によってバランスをとっているわけです。

つまり、いつも外と中で押し合いっこをしてるわけです。

そこで雨や台風が近づいて気圧が下がります。

低気圧は外から押される力が下がるわけですから中からの力(内圧)が勝ってしまいます。

つまり、低気圧の時は体の中なかのものが膨らむわけです。

柔らかいもののほうが膨らみやすいと考えられます。

つまり頭では脳が膨らんで脳圧があがった状態になるでしょう。

慢性頭痛の人は前述したように頭の中のテント(硬膜)がちゃんと張れてないので、せまくなってるところに脳が膨らむわけですから固い硬膜にあたって違和感や痛みがでるわけです。

硬膜そのものには神経がないので硬膜が付いている骨膜などの組織が痛みや違和感を感じとっている事が考えられます。

また秋口は台風が多く、気圧が下がる事が多いです。

低気圧や寒冷前線が通過する時、大気中にプラスイオンが大量発生します。

その影響で体内のマイナスイオンが減少し、病気や老化の原因とされる活性酸素がたくさん発生する
ことで硬膜が緊張する事が考えられます。

低気圧がくると頭の中で脳は膨らむのにそれを覆っている硬膜は緊張する

そのことにより、隣接する関連する部位で痛みや違和感が発生することになる。

これが得寿堂が考える「硬膜の緊張」からみた気圧による頭痛の原因です。

「硬膜の緊張」は基本外力によるものですから、右の頭をぶつけたら右の頭の骨がずれて右側の硬膜が緊張するわけです。

それがそのままになっているのでいつも気圧がさがれば右の頭に痛みや違和感がでることになります。

生まれた時、難産で頭を締め付けられた経験のある方は全体的に硬膜が緊張しているので全体が痛くなるかもしれません。

スポーツなどであちこち頭をぶつけていれば痛みもあちこち出る事は考えられます。

気圧が下がっても頭痛が起きない人は、頭をあまり打ってこなかった硬膜の緊張が少ない人といえるので頭痛持ちからみたらとても羨ましい存在です。

台風や雨によって頭痛が起こる人や体調が悪くなる人は、間違いなく硬膜が緊張している人です。

私自身がそうでした。

だから低気圧による慢性の頭痛を改善するためにはクレニオセイクラルセラピーで「硬膜を緩める」事が根本解決になると得寿堂では考えます。