発声・嚥下・呼吸及び首の姿勢や事故に大事な咽頭収縮筋のリリース

アプレジャーCST(クレニオセイクラルセラピー)はボディ・マインド・スピリットに対するセラピーです。マインド・スピリットに対応する場合、SER(体性感情解放)テクニックを使用しますが,その際にはまず顔面骨とともに

舌骨(上下)筋群(舌骨上筋群:下顎骨や側頭骨から舌骨にかけて付着する筋肉群です。オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋、茎突舌骨筋、顎二腹筋

舌骨下筋群:胸骨、鎖骨、肩甲骨から舌骨にかけて付着する筋肉群です。胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋、甲状舌骨筋、胸骨舌骨筋)及び

  • 上咽頭収縮筋
  • 中咽頭収縮筋
  • 下咽頭収縮筋

 

の3つの咽頭収縮筋のリリースを行いますが、これはSERでは会話を使うので話しやすくする為です。

この3つの咽頭収縮筋のリリースを毎日の臨床ですることにより単に話したり歌ったりする発声の為だけでなく様々な意味がある事に気づきました。それは、

気道や食道を包みながら咽頭峰線を介して頸椎の骨膜に付着することによって

首を支えるインナーマッスルとしての働き

があるのではないかという事です。(あくまでも日々の臨床から感じる私の個人的感想です)

例えば

・交通事故でムチウチをやった方

・ラグビーや格闘技など首に負荷かかかるコンタクト系スポーツをやった方

・上咽頭炎の治療を受けられてる方(ちなみに上咽頭収縮筋の起始は蝶形骨の翼状突起の内側板に付着している為、この筋肉の緊張は蝶形骨に影響し、蝶形骨は前頭骨側頭骨頭頂骨後頭骨鼻骨涙骨口蓋骨鋤骨頬骨といった頭蓋骨を形成する舌骨も含めた23種類の骨のうち実に9種類の骨と付着しているので頭蓋骨全体に影響を及ぼし結果として

「硬膜の緊張」の原因となり脳脊髄液の循環の低下が考えられます。)

・スマホやパソコンを長時間されている方

はこれら咽頭収縮筋が緊張しておりリリースにとてもよく反応します。

この咽頭周辺の緊張により発声・嚥下・呼吸が気になる方、首の不調が気になる方は是非、得寿堂までお越しください。

 

(咽頭収縮筋を紙粘土で自作してみました)