
私は今までの整体の勉強を続けてきたなかで、また自分自身が頭痛持ちだったことから、慢性の頭痛の原因は硬膜の緊張だと確信しています。
硬膜の緊張は病気ではありません。
セラピストの立場から見れば
筋肉が固くなってる人
関節が固くなってる人
硬膜が緊張してる人と判断するだけです。
筋肉が固くなってる人の筋肉を緩めるように
硬膜が緊張している人の硬膜を緩めてあげるだけなのです。
ではその硬膜の緊張とは何か?
脳を包んでいる膜は外側から頭蓋骨のすぐ下の硬膜、クモ膜、軟膜と3層構造になっています。
硬膜は外側から脳を包み、内張カーテンのように脳を仕切るように縦にもあります。
硬膜は私達にとって一番大事な脳と背骨の中の脊髄神経を包んでいます。
その硬膜が風船のように膨らんだり縮んだりして
脳で作られてる脳脊髄液が全身を循環しています。
脳脊髄液が脳や神経に栄養を与えるとともに老廃物を排出する大事な役目をしています。
ところが体(特に頭)にショックを受けると硬膜が大事な脳と脊髄神経を守ろうとして緊張します。
外か内張の硬膜のカーテンがズレてしまうのです。
ちょうどキャンプ用のテントを斜めに張ってしまい片側が変に伸ばされてバランスよく張れないのを想像してみてください。
そうすると膨らんだり縮んだりする動きが小さくなり
大事な脳脊髄液の循環が悪くなるのです。
これが慢性頭痛の原因である硬膜の緊張のメカニズムです。
この硬膜の動きは病院のMRIやCT、レントゲンなどの静止画像ではわかりません。
訓練されたセラピストが手で実際触る事でしかわからないものなのです。
それ以外の硬膜が緊張する原因として
低気圧
電磁波
内臓の緊張
活性酸素
ストレスやトラウマなど精神的要因
があげられます。
硬膜が緊張して頭痛の原因になるには上の要因が何個か重なってる事が考えられます。
頭痛薬では硬膜は緩みません。
頭や筋肉をもんだりストレッチしても硬膜は緩みません。
硬膜の緊張を緩めて頭痛を改善していく事に特化したのが
頭痛持ちが考えた頭痛持ちによる頭痛持ちの為の
三好式頭痛改善メソッドなのです。